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ともだち (in NY #3)

ここですこしだけ、チャーリーのことを御紹介しておきます。

彼女は私の高校の中でも誰よりも
際立って優秀で、綺麗で活動的。たぶん学校中
誰も知らない人はいないひとでした。

私は高校時代、女子高ではスキー部に入り
もうひとつ大学の自主映画のサークルに入っていて
スキーについては全く初めての経験でした。
クラスだけでなくて、スキー部でも一緒だった彼女は
スキーもものすごく上手で、いつでも私に教えてくれました。
いや・・教えてもらったのはそれだけじゃなかったかも・・(*^。^*)
スキーの板についても、お洒落もお化粧も
ディスコもダンパ(ダンスパーティ)も男子校の文化祭も
引っ込み思案だった私をいつでも
笑いながら引っ張ってくれたのは彼女でした。

誰よりも賢く誰よりも聡明な彼女は
私よりずっとずっと大人でしたから
ヘンテコな私を見ていられなかったのでしょう。
18で免許を取って、卒業式は自分の車を運転して
乗りつけてやる!というのを実行した彼女は
本当にため息が出るほど素敵な女の子でした。
(先生はもう、卒業証書をくれたからいまさら注意はできません。
ほんとうに痛快そのものでした)

新しい世界、知らない世界にいくとき
いつでもナビゲートしてくれた彼女に
初めてひとりでNYに行くときにこうして会うこと
やっぱりここで、チャーリーが登場してニコニコ笑っているのを
見ていると、もうどうやら私の人生は、
どうしようとかこうしようという問題じゃなくて
こうなってるんだなあという深い感動と
運命にお任せしようというか、運命が「任せてくれ!ついてこい」
って言っているんだなあとおもいました。


今回彼女がここにいた訳は
実は体を壊し、ここ4年間休職していたというのです。
そしてこれ以上お休みをすると退職になってしまうということで
先月復帰したばかりで、そのためにいま、ほんの一時期だけ
エコノミークラスを担当しているところだったのです。

彼女がANAにいることを知っていても
フライトのスケジュールから、合わせようと思っても
合わせられるものではないでしょうし
さらにもし合わせたとしても、数日先になっていたら
彼女はエコノミーには現れることができなかったでしょう。

私はパントリーに入り浸って
お喋りしてスチュワーデスさんたちの仕事を妨害してばかりいました。(笑)

そして、私を大先輩の大切な御友人と思った
他の若いスチュワーデスさんたちからは
「紅茶のおかわりはいかがですか?」
「ワインはいかがですか?」
とそれはそれは至れりつくせり親切にしていただいて
まるでファーストクラスに乗ってしまったかのような
きもちになるほどでした。
(ありがとうございました。。。)
by tukurokka | 2011-01-10 01:06