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運について 2・

この本によると
運をためていくと、そのためこんだ運が
本人の知らない間に「邪気」に変わってしまっていることが
あるそうです。
たとえば贈り物でいただいた高級食品が
すぐに食べればすごく美味しいですが、自分だけでは食べきれないから
ためられるだけためておこう・・と
戸棚の奥にしまっておいたら
さあ、食べようと思って出してみたらカビが生えていたり
腐ってしまっていたりするのと同じことのようです。

このように運をため込みすぎてはいけないとすると
どうしたらいいか、ということになります。
それにはやはり
「運をつかっていくこと」
ということで世の中のためにどんどん自分の運を使っていけば
いいそうです。
経営者であれば社員や株主への還元
個人であればビジネスの投資や寄付
良いご縁なら、人と人を引き合わせる役目をする
良い情報をもらったならば、それを必要とする人に伝えてあげる
自分のもつ有用な情報をどんどん周りの人たちに発信する・・
ということを心がけると良いそうです。

実際、マイクロソフトのビルゲイツ氏は
奥さんと一緒に「ビル&メリンダゲイツ財団」を創設して
社会に対して自分が得た利益をどんどん還元しています。
さすがはビルゲイツ、そのあたりはしっかり心得ているんだなあと
思いました。

そしてもうひとつは、
自分の運を受け止めるコップのサイズを
大きくしていくことが重要のようです。

コップがS・M・L・LL・・と大きくなって
そのうちジョッキくらいになって
さらにもっともっと特大のジョッキみたいになったら
受け取れる運の大きさも大きくなって
あふれることがなくなります。
それにはどうしたらいいのでしょうか。

それが「人としての器」だそうです。
それを大きくするためには
「人に親切にすること」
「人に感謝すること」
で、運の総容量を上げるにも
大切なのは「人に対する敬意」ということだそうです。
自分だけが、という思いを捨てることが
大切と書いてありました。

さらに一番運の強い人とは
「逆境をバネにして成功していく人」で
これこそが特徴だそうです。

たとえば事業が順調なときに
あえてフルマラソンなどの過酷なことに挑戦する人や
会社のトップで地位も名誉も財産もあるのに
あえてその会社から退き
また裸一貫から別の会社を立ち上げる人もいます。

こういう人たちは幸運であっても決して奢ることなく
自らに困難なことを課して、それに耐えることで底力を
身につけていくそうです。

ただ、嬉しい、楽しい、という次元の低い幸福感よりも
つらいことや苦境を乗り越えた時に感じられる次元の高い幸福感を
感じること、それを持つことが
「運を本当に高める人」になる
重要なポイントだということです。

なかなか奥の深い内容でしたが
自分にめぐってきた幸運はどんどん世の中のために使うこと
さらに、人に親切にして、感謝して
自分のジョッキをどんどん大きくすることじたいを
がんばること
いいときは過酷なスポーツなどで自分を鍛えたり
のぼりつめたら、裸一貫にもどって最初から違うことをすること

そんなことを心がけてゆけば
周りの大切な人たちも皆、いつも元気で幸せなら
どんなに難しくてもわたしもやってみたいな・・と
思いました。
by Tukurokka | 2011-09-05 20:47