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卒業式


今日は息子の中学の卒業式でした。
三年前に同じ体育館の同じような場所に座って入学式を見ていました。

そのときはまだどの子もあどけない顔の小学生で
ぶかんぶかんの制服にのっとられるようにして歩いていたのに
今日はすっかりどの子も青年の顔立ちになっていて
本当にまるで別人のようでした。

息子の中学は全国コンクールに出て
優秀賞を取ってくるほど
全校あげて合唱がさかんな中学です。
卒業式の第一部は普通に終了したあとで
今度は運営が生徒に変わり
歌による卒業生と在校生での卒業式がはじまりました。


こんな横浜の
緑深い田舎の中学校で
こんなすごい子供たちの歌声を聴けるなんて
私は息子がこの中学に入るまで考えたこともありませんでした。

文字では音をお聞かせできないことが本当に残念ですが
鳥肌がたって、涙なしには聴けないほど
素晴らしい歌声でした。

一、二年生たちが一生懸命に歌ってくれるのも、とても上手でしたが
なんといってもやはり三年生は格段にうまい。
これは一体どうしてなのか
たった一年の差で・・と思いました。

普通の声の平凡な子供たちが練習に練習を積んでここまでになるのも驚きですが、
一年の差がここまで違うとは
この子たちは全然気がついて
いないのだろうけれど
それぞれの子供たち一人ひとりの声が
美しくなっていて、澄んでいるから、全部になってこれだけ澄んでいるんだと思いました。

集団での成果は、一人ひとりの成長によるものだということを
つくづくと感じました。

またいろいろな声の音質があって
どれもが大切で、それが合わさったときのハーモニーの素晴らしさは
まるで生きている人間そのものを見ているようでした。

歌は素晴らしいなと心の底から思いました。

そしてこの子たちはまだ、たった15歳なんだと思ったら
大人は確かに年月からくる経験は多いかもしれないけれども
何も威張れない・・。
この子らの真剣な成長の力を目の前にしたら
私の一年は恥ずかしくないのかと自分を振り返ってしまいました

このすごい子供たち全員が
それぞれの人生を精一杯、最高に輝かせていってほしいと
心から思いました。
by tukurokka | 2008-03-11 20:43