森茉莉 伝説の喫茶店
昔(といっても相当昔・・わたしが10代の頃)
大好きだった作家、森茉莉さんの書斎兼応接室のような
毎日のように通っていた喫茶店「邪宗門」さんに
先日、お友達に連れて行ってもらいました。
森さんは昭和26年から48年にかけて
世田谷区代沢にあるアパートに住んでいましたが、その時代
毎日のようにこちらに通って原稿を書いたりしていました。
連れて行ってくださったお友達は
こちらのお店の息子さんと同級生で
森茉莉さんが一階で原稿を書いたり
夢の世界に浸っている時間に
2階で子供同士で遊んでいたそうです。
そんな幸せなことってあるんだなあ
すごいなあ・・下に森さんがいるなんて・・
ひょっとしたら、お店の前ですれちがっていたかもしれないのです。
お店の御主人は、森さんの直筆のお手紙や(手に取って見せていただきました。
万年筆で書かれていてなんだか手が震えてしまいました)
サイン入りの初版本、色々なことの書いてある書籍を
次々と見せてくださって、色々な茉莉さんの思い出を
沢山お話してくださいました。
贅沢貧乏や甘い蜜の部屋、私の美の世界なんて
いつも学生鞄に入れていて
擦り切れるほど読んだ記憶があります。
お父さんの森鴎外と、室生犀星にどこか似た
好きだった人をここから眺めるのは
どんな感じだったかな・・とその席に座ってみると
なんともいえない、やさしい、切ない気持ちが
その椅子から伝わってきました。
(森さんの大好きな人がこのお店に通っていらしたのです)
大切に飾ってある色紙には
「夢見ることが私の人生」と書いてありました。
あまりにスケールが違って森茉莉さんは怒るかもしれないけれど
私もそう思います。
大好きだった作家、森茉莉さんの書斎兼応接室のような
毎日のように通っていた喫茶店「邪宗門」さんに
先日、お友達に連れて行ってもらいました。
森さんは昭和26年から48年にかけて
世田谷区代沢にあるアパートに住んでいましたが、その時代
毎日のようにこちらに通って原稿を書いたりしていました。
連れて行ってくださったお友達は
こちらのお店の息子さんと同級生で
森茉莉さんが一階で原稿を書いたり
夢の世界に浸っている時間に
2階で子供同士で遊んでいたそうです。
そんな幸せなことってあるんだなあ
すごいなあ・・下に森さんがいるなんて・・
ひょっとしたら、お店の前ですれちがっていたかもしれないのです。
お店の御主人は、森さんの直筆のお手紙や(手に取って見せていただきました。
万年筆で書かれていてなんだか手が震えてしまいました)
サイン入りの初版本、色々なことの書いてある書籍を
次々と見せてくださって、色々な茉莉さんの思い出を
沢山お話してくださいました。
贅沢貧乏や甘い蜜の部屋、私の美の世界なんて
いつも学生鞄に入れていて
擦り切れるほど読んだ記憶があります。
お父さんの森鴎外と、室生犀星にどこか似た
好きだった人をここから眺めるのは
どんな感じだったかな・・とその席に座ってみると
なんともいえない、やさしい、切ない気持ちが
その椅子から伝わってきました。
(森さんの大好きな人がこのお店に通っていらしたのです)
大切に飾ってある色紙には
「夢見ることが私の人生」と書いてありました。
あまりにスケールが違って森茉莉さんは怒るかもしれないけれど
私もそう思います。
by Tukurokka
| 2011-09-03 17:52