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クリスマスの思い出

クリスマスの少し前
mocoちゃんの小さい小さい箱に入った熊さんを見た瞬間、
私は本当に心臓が止まりそうになってしまいました。

それはほんとうに見たこともないくらい小さくて
すぐに私の幼い頃の記憶と重なりました。

わたしは幼い頃、体がとても弱くて
いつも入院や退院を繰り返し
幼稚園にいたっては、一年のうち合計しても
2ヶ月くらいしか行かれなかったほど
体の弱い子供でした。
雪で遊ぶ友達を、どんなに羨ましく窓から見ていたことでしょう。
思い出すといつもその窓から見た雪景色が
浮かんできます。

そのため、いつも母が沢山本を買ってくれて
何度も読んでは眠る・・を繰り返し
電気を消されると本が読めないから
目を閉じたらずっとお話のストーリーを考えるという子供でした。

何度も神様に祈ったせいか、
今では風邪ひとつなかなかひかない
恐ろしいほど元気なニンゲンになりましたが
今のこの健康な姿は、親戚もみなビックリしています。^^;

クリスマスイブの日
私がまだ6歳位だった頃
あの日も楽しみにしていたのに熱が高くて
昼からベットで寝かされてしまいました。

起きたらもう夜で、母が御飯を作っていて
「おかあさん、サンタさんは来た?」とすぐに聞いたら
「まだよ~。もっと遅く来るんじゃないかな」と言いました。

話は変わって我が家では
そんな私が親になってしまったので
子供にもやっぱり知らず知らず同じように育てていました。

息子が生まれた16年前、0歳のクリスマスに
1メートルくらいある大きな靴下を作って
ベビーベットにかけてやりました。

それから子供が2歳・3歳となって
マンションに住んでいたので
サンタさんはベランダに来るからと、夜になってから
子供と一緒に靴下をベランダに出しました。

子供は待ちきれない顔をして
その日だけは一生懸命にお利口にしようと努力していました。

娘のほうは優しくて
サンタさんは疲れないのかなぁとか
寒くないのかなぁ お腹がすかないのかなぁ と言い出して
「サンタさん、どうもありがとう。これを食べてください」と手紙を書いて
お皿にクッキーを3枚くらいのせて
一番いいカップに紅茶を入れて、ベランダに置いていました。

私は娘のアイデアにびっくりしたけれど
カップが割れちゃう・・とかは
言わないことにしようと思いました。

それで夜更けになったら、そ~っとベランダに行って
靴下の中に頼まれていた二人のプレゼントを入れて
クッキーは1枚と半分食べて
それから紅茶も半分位飲んで(冷たかった)
娘からの手紙をもらっていました。

去年まで
娘はその儀式をしていました。
今年はもう娘はそれをしなくなって
靴下をベランダに出して

「サンタさんがもし無理じゃなかったらゲームがほしいな。
無理だったらブーツに入ったこどものお菓子でいいんだ」と言いました。

私は「そうね・・きっと無理じゃないといいのにね」と言いました。

少しだけ淋しくなってしまったクリスマスに
mocoちゃんのお人形さんは
永遠の私のクリスマスを見せてくれたように思いました。

これからはずっとずっとクリスマスのたびに
このお人形さんを飾ります。
娘は大喜びしています。

これはお母さんの大事な宝物だけど、
大きくなってお嫁さんに行くときに持たせてあげるから
YURINAの子供にも大切にさせて
その子にも持たせてあげてちょうだい と言ったら
「はい。わかりました。」とものすごく真面目な顔で誓ってくれました。

いつまでもずっとずっと・・・大切にします。


クリスマスの思い出_c0117635_15362096.jpg

by tukurokka | 2009-01-15 15:32