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菜根譚 その2

菜根譚という本はおよそ400年ほど前に、中国の学者
洪自誠によって書かれた本です。
日本には江戸時代末期に伝わりました。

作者は儒教、仏教、道教という、中国や東洋に影響を与えた
3大思想について学び、それぞれのたりないものを他から補うようにして
この本を書いています。

私がこの本が好きなのは、厳しくて、それなのに自由でのんびりしていて、
さらには宇宙の真理まで教えてくれるからです。

若い頃に読んでもぴんとこなかったものが
この年になるとじ~んとくるのは、やっぱり年とったのかなあ~!^^;

ちなみに目次のタイトルを見ているだけでもぐっときます♪

「策略を知っていても使わない」
「利益のためでなく自分を磨くために努力をする」
「志を最優先する」
「思い通りにならなくても悩まない」
「与えた恩は忘れ、受けた恩は忘れない」

「すべては幻と心得る」
「本質を理解する」
「立場を変えて物事を見てみる」

「本来の目的を見失わない」
「本質に迫るまで深く学ぶ」
「真にすぐれた人を見抜く」
「常に無心でいる」
 などなどなど・・。

 とてもとてもとても、私にはほど遠い人間像ですが(笑)
こういった形で仕事をしたり、生きることができたら
とてもラクなんだろうな・・と思います。

読んでいくうちに、さっきの落ち込んだ気持ちが
回復して、とても元気になりました。
by tukurokka | 2009-09-07 20:24